適応車種 NA8、NBシリーズ(除くNB RS、NR-A) |
「どこでも」パッドは、サーキットなどのハードな走行を念頭に、コントロール性重視で仕上げたカーボン系ディスクパッドです。一般的にサーキットをターゲットとしたディスクパッドは耐熱温度レンジが高いところにあり、冷間時に制動力の立ち上がりが遅いといったデメリットがありました。サーキットでは強力な制動力を発揮するディスクパッドも、街乗りでは気を遣う必要があるものが少なくないのはご存じの通りです。 「どこでも」パッドは、よりロードスターらしい走りを実現できるパッドとして、サーキットユースを頂点にコントロール性に重点を置いて開発したディスクパッドです。また、コントロール性と同様に重視したのは、日常の使い勝手です。一般的にサーキットを走るユーザーは一般道も走行しますし、日常的に利用される方も多いと思います。サーキットに出かけるたびに、パドックでパッドを交換するというのも趣味としては楽しい儀式ですが、面倒であるのも事実です。「どこでも」パッドは、0度〜900度という広い対応温度レンジを持たせることで、サーキットから一般道までをカバーします。 「どこでも」パッドは、カーボン系素材を利用することで、幅広い温度レンジ、コントローラブルな性能を実現していますが、ノーマルパッドと比較すると、ライフは短くなっています。また、ノーマルパッドと比べればブレーキの鳴きも出ますし、ローター攻撃性もあります。全く新たな新素材が出てこない限り、すべてを満たすのは難しいわけです。このあたりをご理解の上、お楽しみ頂ければ幸いです。もちろん、同じカテゴリーにあるスポーツパッドと比較すれば、鳴きは少なく、ダスト量も抑え、ローター攻撃性も低く、ライフも長い方であると自負しております。 ※カーボン系パッドは、ローター表面に皮膜を形成することで性能を発揮いたします。レコード盤状に摩耗したローターでは、馴染むまでに時間が掛かることがあります。ARRIVEでは、ちょっと高く付きますがローターとの同時交換をお勧めいたします。 |
タナボタ石井CEOコメント
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実は私はとってもブレーキが下手です。下手なのを分かっていて練習も続けていますが、なかなか上達しない。フルブレーキングだとロックさせてしまうのです。かといってちょっとブレーキを緩めると、制動距離が伸びる。つまりロックする寸前のギリギリのコントロールが難しいのです。高性能パッドと言われる物は制動性能が強くて、私ではすぐにロックさせてしまいます。かといってその下のクラスのパッドを使うと、今度はフェードしてしまう……そこで、このパッドです。コントロール性を最重視。テストの結果はロック寸前のコントロール幅が大きくなり、タイヤスモークを上げる場所が大幅に減少しました。ギリギリのコントロールを楽しめる世界への提案です。 |
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