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Pバルブのお話しです。 Pバルブ(プロポーショニングバルブ)はおおざっぱに言うと、リアの制動力がフロントと同じだと、姿勢変化でリアが軽くなるんでロックしやすくなるのをちょっと油圧を抜いてやって、ロックしにくくしてあげる物です。ナンで車種によって違う物を使うかですがちょっと写真を見ていってください。 上の写真が NA6CEで下の写真がNA8Cです。 同じ大きさに見えてしまうのは編集が下手だからです(汗)
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上の左はNA6CEフロント、右がリア。下の左がフロント右がリアです。 面積はかなり違います。フロント、リア比を見てください。かなり違うことが判ると思います。 |
NA6CE |
問題のNA6CEのプロポーショニングバルブです。NA8Cから比べると前後比で、リアの油圧コントロールが大きくなります。構造についてはググってください<手抜き(汗) |
NA8C |
外観はそんなに大した違いはないかと思って比べてみたら結構違いますね。大きくはボルト穴が余分に付いていることですかね。 本来、リアの制動力はコースや速度域、ジムカーナとサーキットでは当然違いますし、車重、バネレートでも違うはずです。柔らかいスプリングですとフロントに加重が移り、リアの加重は抜けていきますから、リアの制動力は弱くなければいけません。バネレートが上がると、姿勢変化が少なくなるので、リアの加重も抜けにくくなるので、リアの制動力は大きくしても良いです。(これがフロントのストローク不足でショックが底付きしてしまう場合などはフロントからロックしたりするから紛らわしいのですが・・・)一般的にはリアの制動力を弱めた方が安全性は増すと言われていますがスポーツドライビングの際はある程度のドライビングスキルがあるならリアブレーキは積極的に使うようになります。 前後のバランスを自分の好みにする方法として、フロントの効きを弱くしたいなら、パッドの外周を少し落として(削って)あげると、制動力を弱くできます。内周だと削ってもあまり判かんないんです(笑) |