Presented by 堂堕自動車
最終更新日:2001.10.23

 

中古車見極めの極意?!

 

 中古車を程度の良し悪しを判断するときに、何を基準にするか?我々業者と言われる人たちは、仕入れはだいたいオークションで、セリをして買ってきます。そこで参考にするのがこれ↓

 これで何がわかるかと言うと、車種、年式、色、走行距離、装備品、車検の有無、事故歴、どの辺にどのくらいの傷があるまで、だいたいのことは書いてあります。これを参考にしながら車を見て、程度を判断します。そこでどこの補修にどれくらい金額がかかるなどを考慮しながら、いくらまでだったら買おうと決めます。

 それでは、ユーザーの皆さんはどこを見ればいいのでしょう?まずお店を選ぶことです。今は事故車の場合、修復場所の子細を表示しなければなりません。 店頭で選ぶ場合は、在庫車が全部事故車でないということは、まずありえませんので、修復歴をきちんと表示しているお店を選ぶことです。

 次に狙いの車全体を見て、なんとなくゆがんで見える車は避けます。人間の感覚はアテにならないようで、けっこう正確だったりします(笑)。事故歴がなくとも、荒く使った車は見た目で歪んでます。特にNAの場合は登録してからの年数が経っていますから、走行距離で判断するのは得策ではありません。同じ年数でも、乗り手によって車の状態はかなり変化します。少ない走行距離でも荒い使い方をした車は、やっぱりダメですから……

 選ぶ基準として車高調が入ってるとかマフラーがとか、車外品の多さに目が 行くこともあると思いますが、それだけ飛ばしまくった車の可能性もあるわけですから、よく見る必要があります。

 細かく言うと、エンジンの状態。ラッシュアジャスターが音がする車はたくさんあると思います。音だけで判断すると、すべて買えなくなったりしますから、直す覚悟も必要です。どのようにメンテナンスされていたかを測るのに、簡単な方法は、オイルフィラーキャップを開けてみることです。カムシャフト周辺が見えますから、あまり真っ黒のようだと前オーナーはオイル交換しなかったな?といったことがわかります。

 足回りの状態は、ショックなどは消耗品ですから、しょうがないと言えばしょうがないのですが、とりあえずお金を掛けないのなら、下を覗き込みオイルが漏れていないか見ます。車をゆすってみてもいいでしょう。(この方法は熟練が必要かも)。ブッシュも消耗品ですが、覗き込んだときに、ひび割れてたり潰れていたりしたら要交換ですので、予算を立ててください。

 次にボディですが、アンダーフロアのコの字型フレームはちょっと擦っただけでもへこみますので、無視しても良いと思います。ボディは見るところがたくさん有るので大変なのですが、とりあえず四隅を見ます。一番ぶつけやすいところですから……

 他にもたくさんあるのですが、詳しくはご来店ください(笑)。現車を見ながら、詳しくお話しましょう!

 

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