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Presented by 堂堕自動車
最終更新日:2004/9/28

Title

筑波決戦 2004


サーキットの神様に黙祷を捧げる面々(嘘)

 事前準備は、2日前の夕方から始まる。

 ツーリング用に10キロ8キロだったバネを決戦用13キロ10キロに変更。アライメントの調整に入る。タイヤが間に合わず、14インチのままアライメントを取り始めたら、キャンバがどうしても納得いかないので車高を少し下げ、付ける予定の巨大GTウィングを想定して最終コーナーのみに照準を合わせる。

  イメージとしてはアクセルを踏み切ったときに弱アンダーになれば最高である。妄想にふけっていると、方々から電話が入りちっとも作業が進まない……。参加者全員浮かれているのである(笑)。
  それでも作業が終盤に差し掛かると嫁さんより伝言。

「いいかげんにしといたら。2人揃って腰痛で欠場じゃカッコ悪いでしょう」
※編注 ??はこの時点で腰痛悪化のため、欠場が決まっていた。
二人は下仁田腰痛Bros.として、知る人ぞ知る存在。

 ごもっともである10時を過ぎようとしていたので本日の作業は終了。さらに、決戦前日。去年の筑波決戦で新調したタイヤを裏履き。しのいサーキット1日、雪の筑波1000、真夏の筑波1000を走っていたため、外側だけ磨耗していたので。
恥ずかしい羽  そして、巨大GTウィング装着!絶対公道を走っていけないほど巨大である。もともと保安基準に適合しないため、現地で付ける予定だったが試運転すらやる気にならないほど巨大。恥ずかしい。

※編注 このウィングは、もちろんタナボったもの。でびるウィングをこっそり自分用に用意したが奥様にばれ、あえなく商品に化けたという噂もあるが、真偽の程は定かではない。

 ブレーキパッドを前後エンドレスCC-Rに付け替えて、オイル交換をして準備終了。その時は

「8秒出たらカッコがつくからいいや!」

とABIT氏と話をしていました。

 当日、サーキット1番乗り。 路面はウエット天気は良くなりそうだから何とかなるか。今回の秘策は特小無線機を使って??にピットのモニターを見ていてもらい、イヤホンをした私に報告してもらう作戦。

※編注 作戦たって、だいたいこんな会話↓しかしないんだから、無駄である。

「もっと踏めよ」
「踏んでるよ」
「蠅が止まるぞ」
「うるせ〜」

 GTウィングを取り付けた頃には、みんなが集まってくる。筑波決戦恒例の舌戦のはじまり♪

話に花が咲くピット

 大市民氏に「後について引っ張ってもらうからよろしく!」と言うと「ついてこられればね〜」といきなり始まる。
  マチルダ氏は私のタイヤを見て「新品じゃないんだ〜」去年のタイヤだと告げると「じゃだいじょぶだ、1秒落ちだ」と虐められる。
  自分の用意は終えたのでフラフラしていると、NOSを積んでるスタゲ氏がボンネットを開けてなにやら作業しているので「この配管切ってみようよ〜。燃えるなら華々しく行こうよ〜」などど言いつつ見物する。なぜだかABIT氏のブレーキパッドを交換させられたりもした。

走行開始!  馴染みの面々との楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、いよいよ走行時間。1本目は、ディフェンディングチャンピオン大市民氏の直後に付くべく発射準備!ところが前に停めていたN0チャンピオンの準備が終わっておらず、あえなく失敗。

※編注 ちなみに、しゃっちょ〜はこの手の目論見が成功した試しはない。

  ウェットの中を様子を見ながら走行するとグリップ感が全然無い。ハードブレーキングをする場所は、すべてフロントからロック。白煙を撒き散らす。
  徐々に路面が乾き始めペースが上がるが、相変わらずフロントがロックし続ける。最終コーナーだけはかなり踏めるのだが、他はロックするからペースが掴めず難儀する。無線では??が8秒だとか7秒だとか言ってるが、みんな速いな〜と他人事だと思ってました。

 ところが、ところが、ピットに戻ると無線の内容はすべて私のタイム、7秒533で3位とのことビックリした〜。羽根が利いてるんだ! もうこうなれば意気揚揚! 私の舌にも油が乗り始め次の準備をしながら、喋り捲る。

※編注 周りは浮かれオヤジの戯れ言を聞かされるだけ大迷惑である。

 ウィングの角度を少し寝かせようとしたが、??の

「タイムでてるんだからそのままの方が良いんじゃ?」

とのアドバイスを素直に聞いて、そのままにする。今回はホイルナットも増し締めしたぞ!

※編注 威張れることかっ。他人の車はしっかり整備するくせに、自分の車は毎度出鱈目である。

 2本目は飲茶氏が先頭でマチルダ氏、私の順。最終コーナーで、しばらく出来なかった4速進入を決行。いける……もっと踏める……今まで最終コーナーで遅れをとっていた2台についていける!

  最終的にはブレーキング後、4速限りなく全開に近いハーフスロットルでクリッピングで3速全開! 前の2台と最終コーナー3台並んで立ち上がるなんていう楽しい芸当もできました。
  トップに出た周の1ヘヤ出口で飛び出しましたけど。??の無線では次の周に6秒台に入ったとのこと。終わってみれば、6秒735でトップ!

栄光の一番ラベル

 大市民氏は

「計測器、俺のと間違えてない?」

などとボヤキが聞こえる。愉しいぞ♪

 気温がグングン上昇路面温度も上がってるだろうから、3本目はタイムでないでしょ!トップもまま終了して欲しくて、温度が上がるのを喜ぶ私でした。

 3本目はマチルダ氏とからんで遊んでたら7秒台は出ているものの、タイムは出ず、楽しんだだけで終わり。??が近寄ってきて、あきやま氏に抜かれるかと思ったとのこと。今回は秋山氏、撮影してなかったもんね。

 

結果、堂々の1位!

 

 でっかいトロフィもらっちゃいました♪ でも、誰も「うまい」と言ってくれなかったのは、なぜ?

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