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ブレーキオーバーホールプラン

適応車種 Eunos Roadster 全車

NA,NB ABSなし車

¥50,000- ¥55,000-
NA,NB ABS付き車

¥57,000-

¥62,700-

取付工賃込み


 ロードスターの弱点の一つに、リアブレーキキャリパーの固着があります。

 ロードスターのディスクブレーキは、前後ともフローティングキャリパーと呼ばれる方式を採用しています。これは、一つの油圧ピストンでブレーキローターを締め付け、制動力を働かせるものです。

  まず、ピストンがディスクパッドをローターに押しつけます。すると、その反力を利用してキャリパーがスライドし、反対側のパッドもローターを締め付けるようになっています。キャリパーが揺動するので、フローティングキャリパーという名前となっているわけです。構造が簡単で、軽量という特徴があります。

  ロードスターの弱点は、キャリパーのスライドピン(画像中心付近、円内ピン部分)と呼ばれる部分です。この部分がスムーズに動くことで、左右の圧着力が均等になるのですが、初期のロードスターでは、この部分のリア側ダストブーツが劣化しやすく、結果スライドピンが錆で固着してしまうことがあります。
 キャリパーが錆で固着してしまうと、ピストンがある方のパッドはローターに押しつけられますが、反対側のパッドは常時遊んでいることになります。こうなるとブレーキの利きが弱くなってしまうのと同時に、パーキングブレーキも満足に利かなくなってしまいます。ロードスターのパーキングブレーキは、リアキャリパーを締め上げることで実現されていますから、リアキャリパーに摺動不良が起こるとパーキングブレーキも利きが悪くなってしまうわけです。スライドピンが完全に錆び付いてしまうと、キャリパー交換しか補修の手だてが無くなり、高額の出費を強いられます。

 こういった事情の他に、経年劣化によるブレーキ機能の衰えをリカバーするためにも、ブレーキのオーバーホールをお勧めします。特にサーキット走行を楽しまれる車両の場合、熱で各部の劣化が急速に進みますからトラブルの予防的な意味合いからも、早目のOHをお勧めします。

  アライブのブレーキオーバーホールプランは、キャリパーシリンダーの状況に応じてホーニング作業等が入ります。全量交換となるブレーキフルードは、ロングライフなDOT3規格のものを使います。こういった作業が、料金に含まれます。

  ただし、ディスクパッドやローター、ブレーキホース等の交換が必要な場合は、料金が別途発生いたします。また、ブレーキフルードやパッド、ローター、ブレーキホース等は、純正品以外のご指定も可能です(ご予約時にご相談下さい)。

 

 ブレーキオーバーホールプランの施工は、店頭にて実施しておりますので、ぜひご来店下さい。取付のご予約、ご質問は、お電話、メールもしくはFAXにてお問い合わせ下さい。