Presented by 堂堕自動車
最終更新日 : 2001.02.24

 

永遠のシロート

 

 パーツを新設計するときに、どんなことを考えているか?

たとえば、ど〜だバーの企画の時、私は、製作担当の??にこう言った。

「乗り降りしやすくて、クローズドボディ並みの強度を持ち、ノーマルシートでも干渉しない」

かなり無理な注文である(笑)。??は

無理! ドア溶接するか〜? 強くなるぞ〜!

などとほざく(笑)。

そんなんじゃ、話し終わっちゃうでしょ!そうじゃなくて・・・

こんなやり取りをした後、帰り際にロードスターに二人で張り付き、

ここと、ここをつないでそのまま前にもってって・・・

??そんなもん、どこ通すんだよ〜この角度で・・・

それじゃロードスター、置いてくから。よろしく!!!

??・・・しゃねえな〜。ブツブツブツ・・・開発費は〜?

無い!」(笑)

 

こんなやり取りで、部品ができていきます。だから私が、??のところにいても、

またそこにいるの〜? 石井さんてさあ、いつ仕事するの?

とか言わないように、某長岡の人(笑)。いつも企画会議です(笑)。

で、何が言いたいかというと、私が??と一緒の考えを持っていたのでは、つまんないんです。だから私は、製作部分に関しては、この先ず〜とシロートでいたい。シロートだと、とんでもないことを言えるんだよね、作り方をわかってる人はコスト、実作業を想定したりして、アイデアを自分でつぶしちゃったりもしちゃうんじゃないかな? もちろんその中でも、いいものができるんだけど、馬鹿なこと言いながら、冗談の中からも面白いものができたらいいな〜。

 ??は製作のプロです。ただの酒飲みとわけが違います(笑)。酒を飲んで酔っ払って、しゃっくりをしながら運転している私の首を締めたりもしますが、設計、製作に関してはいいセンスをしてます。全面的に信頼できます。そんな人が周りにいてくれるからそんな贅沢が、言えるのかもしれないけど(笑)。

 

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