Presented by 堂堕自動車
最終更新日:2002.10.21

Title

 

コワイ話

 

 自動車保険に加入すると、郵送で約款という物が送られてきます。その内容なんて読む人はいないと思いますけど、ホントはじっくり読み込んでみた方がいいです。中には契約するときには教えてくれなかった重要なことが書かれていたりします。

 みなさんはあまり知らないことだと思いますが、自動車を整備事業者に預けた場合には任意保険の適用が除外されます。つまり試運転中に事故がおきた場合は、保険が効かないっていうことです。事故を起こした場合には、対人の場合は、自賠責保険の範囲内での保証、対物は無しということになります。
 その責任は、整備受託者になりますが、整備受託者に賠償能力の無い場合は、最悪所有者の責任となってしまうみたいです(怖)。自分に過失がまったく無いのに、車両所有者としてトラブルに巻き込まれるのは、かなり不本意ですよね。そのためには事業者は、整備受託者共済保険というものに加入して、万一の場合に備えているところがほとんどです。この保険の掛け金は年間数十万にもなり、正直ちょっと辛いです(笑)。

 少し違なる話になりますが、お客様からお預かりしたクルマは、預かった時点ですべての責任は事業者となります。その際の盗難や傷、損傷も事業者責任になります。預けた車がトラブルに遭い、しかも事業者が責任を転嫁した場合、迷わず法的な処置を執ってもいいくらいです。

 他にも整備したところの不具合で事故を起こした場合なども、事業者の責任となります。もちろん上記にも保険があります。払ってますとも、毎年(涙)。

 これらのすべての保険に入っているかどうかも、車を預けるときの参考になると思います。入ってなければ、ご自分の身にもトラブルが降りかかる可能性があるのですから……

 ちょっと季節はずれのコワイ話でした。

 

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