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最終更新日:2004/5/9 |
ロードスターは文化になれるか? |
欧米諸国は馬車から始まり、自然な流れで自動車に移行したという推移があります。しかも早めに普及したためか、文化といえるものが形成されています。しかし日本は大量生産、大量消費を繰り返してきたためか、あるいは魅力的な車が少なかったためか、文化といえるようなものは一般的にありませんでした。エンスージアストと呼ばれる一部の人々は輸入車にはしり、フェラーリやミニといった特徴ある車に個人個人の楽しみを見つけ、コツコツやっていたのが一般に認知された自動車文化でしょう。 翻ってロードスターはどうか?独特のコミュニティーが形成され、クラブ単位での活動も盛んです。日本車では初めての文化といえる状況に近づきつつあると思います。気になるのは、この状態を持続させられるのかということです。 持続させるのに必要なことは、円滑なパーツ供給とリペアに掛かっていると思います。風の噂では、パーツ供給はマツダとは別会社で何とかなりそうな雰囲気です。弊社でも、一助になればと純正パーツセットを作りました。また、配線図を簡単に入手できるようにもしました。残念ながら純正パーツセットは一部の心ない人たちによって続けられなくなりましたが、配線図の方は黙認して貰っています。 となると次に重要なのが、リペア能力。私たちのような整備事業者が技術力を発揮するのは当然ですが、それ以前にユーザーが自分たちで直すということが重要ではないかと感じます。 ロードスターは構造的に、何をやるにも比較的簡単な車です。勇気をもって整備に取り組んでみてはいかがでしょう。もちろん最初は分からないことだらけでしょう。でも、そこにはたくさんの仲間がいます。声を掛ければ応えてくれる仲間がいます。勇気と敬意を持ってコミュニティに飛び込んでいけば、きっと道は開けます。 |
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